【舞台稽古日記】ここにいる

「今、ここにいる」という体験は本当に凄い！

何もかも、ぶっ飛んじゃうくらいの

強烈な体験だと思う。

稽古場にて、

まず、深い呼吸とともに、

ここにいる、ということを体感した。

身体を感じた。

居続けるためには、

かなりの呼吸、エネルギーがいる。

自分を感じた。

と同時に、寂しくなった。

他の人との境界が感じられたから。

孤独だ。

自分が頼りだ。

力が身体から湧き上がってくる。

感覚が冴えてくる。

広い世界が感じられる。

何か大きいものに繋がった。

感動というか、

感謝の気持ち。

その場所で、

私は自由だった。

喜んでいた。

身体と、感情と、思考と、

言葉が繋がった。

私は身体の中にいる。

感情の中に入り込まない。

ただ、感情は私の身体の中を、

風のように通り抜けていくだけ。

心は揺れ動いたままでいい。

私は身体の中で、それを観察する。

頭は冷静に、心は熱く。

身体はぶれない。

文節、リズムを意識して、

呼吸に言葉を乗せて

お腹から放つ。

身体を楽器に例えるなら、

演奏者の感情は揺れ動いても、

楽器（身体）から奏でられる音（声）は、

まっすぐにぶれないで、

観客のもとに放たれる。

「今、ここにいる」とは、

全てにおいて、

意識的であるという状態なんだなー。

出会いに感謝🌈ありがとう