自分の真実を生きる

何のために生きているのか？

それがわからなくて、つらくて、

悩んで、知りたくて、

どうしょうもなくて、

息をするのも苦しくて。

何年も何十年も、

一生かけても、わからない時もあって、

何回生まれ変わってもわからなくて、

悔しくて、情けなくて。

時には、恨んだり、傷つけたり、怒ったり。

先日、

チェーホフの『三人姉妹』を読んだ。

そこには、今の私たちと同じように、

日常の不安、不満を前に、

悩んでいる登場人物たちがいた。

不満、悩み、悲しみ、焦り、諦め、希望、嫉妬、愛、憎しみ、挫折…

いろいろ混在していた。

それでも中盤から、

人々の本音が明るみになってきて、

ストーリーが勢いよく展開していった。

不安の中にあっても、

自分自身を生き抜いている人々がいた。

どんな状況でも、自分に偽りなく生き始めた。

そこには真実しかなかった。

深い感動と美しさがあった。

私もそう生きたいと思った。

自分の真実を生き抜くために、

自分のやることをやる。

もしかして、もう

「何のために生きるのか？」ということは、

考えていないかもしれない。

忘れるくらい、自分のやることをやりたい！

過去に生きていた人々は、

その答えがわかったわけではない。

でも同じように、その答えを求めていたこと、そして、求めるがために、いろいろな葛藤があったことを教えてくれた。

いろいろな行動や、感情を体験をしていた。

それでも生き続け、生き抜いている。

その姿を見せてくれた。

自分の真実を生きる！

私も、未来の人々に、

答えは教えられないけど、

残せるものは、きっとある！

ある、ある！

自分のやることをやっている過程が、

その答えに近づく道だと思う。